おはようからおやすみまで、SHABA(@sanaginagisa555)です。
写真を管理・編集をするソフトの代表的なものの1つに、Adobe Lightroom Classic が存在します。
今回紹介していくのは、Adobe Lightroom Classicの機能の1つである、Upright補正の使い方です。
Adobe Lightroom Classicをまだダウンロードしていないという人は、上の記事を参考にしてダウンロードしてください!
まずは、Upright補正について紹介していきます。
Upright補正って?
主に、Upright補正は、写真の歪みを補正する時に使用します。
オフは補正がかかっていない状態です。
自動は、平行と垂直を自動で調整してくれます。
ガイド付きは、自分で平行と垂直の箇所を選択して調整します。
水平方向は、水平方向の歪みを調整してくれます。
垂直方向は、垂直方向の歪みを調整してくれます。
フルは、自動補正、水平、垂直、それぞれのバランスをとって調整してくれます。
ほとんどの場合は、自動で事足りるのですが、調整されたものがしっくりこなかったらガイド付きで調整してあげると良いでしょう。
では、次は実際にUpright補正を使っていきましょう。
Upright補正実践編
例えば、この写真。広角レンズで、やや下から煽るように撮ってしまっているので、上窄みにパースがついてしまっています。
本来であれば、平行と垂直がきちんと取られている被写体ですので、このようにパースがついている状態は好ましくありません。
Upright補正を使って、調整してあげましょう。
Upright補正を使う前に、レンズ補正が適用されているか確認してください。
使用しているカメラと、レンズを選択しておくとUpright補正の精度が上がります。(Adobe公式によると)
ちなみに、富士フイルムはモデルのとプロファイルの選択肢が少なすぎるの、どうにかなりませんかね、Adobeさん。
愚痴はさておき、これがUpright補正後の写真。
先ほどのように、上窄みのパースが解消されています。
次はこの1枚。下から煽るように撮っているので、上窄まりのパースと、正面からちゃんと撮れていないので、平行がおかしくなっています。
というわけで、Upright補正の、ガイド付きを使って直していきます。
マウスカーソルを合わせているアイコンをクリックするか、「ガイド付き」の文字をクリックすることで、「ガイド付きUprightツール」が起動します。
「ガイド付きUprightツール」は、平行の箇所を2箇所、垂直の箇所を2箇所それぞれ選択することで補正をかけてくれます。
実際に使っていきます。
「ガイド付きUprightツール」を使うときは、「グリッドを表示」を「常にオン」にするのと、「ルーペを表示」にチェックを入れておくと便利なのでおすすめです。
グリッドを表示することで、ちゃんと平行と垂直が取れているかが確認できて、「ループを表示」にチェックを入れることで、「ガイド付きUprightツール」を使って平行と垂直の場所に合わせやすくなります。
使い方は、平行垂直であろう場所の1点をクリック、そのままドラッグしていって、平行であろう場所でドロップします。
今回だと、建物の柱が垂直であろう場所なので、柱を基準にして補正していきます。
逆側の柱も同様にドラッグ&ドロップで垂直の場所を選択します。
これで垂直の補正ができました。
次は平行を補正していきましょう。
まずは、建物の屋根が平行であろう場所なので、横方向に先ほどと同様にドラッグ&ドロップしていきます。
もう1箇所は、真ん中の窓枠で平行の線を取ってあげます。
これで平行と垂直の補正ができました。
自動での補正でも十分ですが、「ガイド付きUprightツール」も使いこなせると便利なのでぜひ使ってみてください。
さいごに
空間や建物、風景を広角レンズを使うとパースがついてしまって、ちょっとした違和感が出てしまうことが多いです。
ただ、Upright補正を使えば、その違和感も直すことができるので、ぜひ活用してみてください。