おはようからおやすみまで、けーすけ(@sanaginagisa555)です。
久しぶりの撮影記録ではない記事です。
内容はタイトル通り、トーンカーブの使い方講座。
Lightroomの機能、トーンカーブの我流での使い方を作例を交えつつ、どんどん紹介していきたいと思います!
もし間違えていたら、優しくご指摘いただけるとありがたいです!よろしくお願いします!
まずは、トーンカーブの基礎的なところから!
トーンカーブ基礎編
まずはトーンカーブの大まかな見方と触り方から。
トーンカーブの真ん中から左側が暗い部分担当です。ここを上下させると、暗い部分の明暗が変化します。
真ん中から右半分が明るい部分担当です。ここを上下させると、明るい部分の明暗が変化します。
右肩上がりの斜線が、トーンカーブを調整するためのものです。この線を弄って、写真を明るくしたり暗くしたりします。
例えばこの写真。
全体的に明るくしたい場合、斜線の真ん中をクリックしたまま持ち上げてあげると。
これを逆に暗くしたいなと思った場合は、斜線の真ん中をクリックしたまま下げてあげて。
このようにお手軽に写真の明暗を変えることができます。
ちなみに、赤丸の部分をクリック。これでターゲット調整機能が使えます。そのあと写真の明るく/暗くしたい箇所にマウスカーソルを持っていって、マウスの真ん中にあるやつ(ホイール)を回すだけでも調整は簡単にできます。
なぜトーンカーブを調整するのか
Lightroomユーザーに馴染み深いコチラ。
基本補正の部分を触るだけでも写真は完成に近づきます。じゃあ、なぜトーンカーブを触るのか。
それは、+αで触れるから。基本補正で触って、そこからさらにイメージに近づけるという作業が、トーンカーブでは可能になります。
基本補正→カラーキャリブレーション(また説明します)→トーンカーブ→HSL/カラーで自分は調整していることが多いです。(なお、場合によってバラバラ。)
ちなみにですが、基本補正とトーンカーブで、同じ名称の項目を触っているはずなのに、微妙に仕上がりが変わります。
コチラ、基本補正のシャドウを+100にしたもの。
コチラ、トーンカーブのシャドウを+100にしたもの。
同じ名称のものを触ったはずなのに全く違う雰囲気に。
要するに、基本補正+αイメージに近づけるためにトーンカーブを触る。アクセントを付けるための要素だと思ってください。
次いで、トーンカーブで出来ること、主に3つです。
トーンカーブで出来ること
0.事前準備
トーンカーブの斜線に、上記のように3点(以下ポイント)を作っておいてください。
ポイントの作り方は、ポイントを作りたい箇所をクリックするだけでできます。
これをプリセットに登録しておくと、結構便利です。
1.明るさの調整
これは上記で説明してるので詳しくは割愛です。
2.コントラストの強弱
コントラストは、写真の明暗差を調整するものです。コントラストの強弱で写真の印象はガラッと変わります。
コントラストが強いハイコントラストだと、明暗差が大きく、迫力のあるテイストになります。
コントラストが弱い、ローコントラストだと、明暗差が小さく、穏やかなテイストになります。
それを、トーンカーブで調整できます。
まずは、ハイコントラスト。
暗い部分をより暗く、明るい部分をより明るくすることで、明暗差を大きくしてコントラストをつけてます。
次にローコントラスト。
暗い部分を明るく、明るい部分を暗くして明暗差を小さくしています。
自分が主に使うのはハイコントラストの改良版。また後ほど紹介します。
3.色の調整
この項目に関しては、今回はそんなに重要じゃないので紹介程度に。トーンカーブのチャンネルをクリックすると、上のような一覧が出てきます。
試しにレッドをクリック。
おや、トーンカーブの様子が。
斜線の真ん中を上に持ち上げると。
写真全体が赤色に。
逆に下げてみると。
全体がシアン色に。
はい、これで写真全体の色味を変えることができます。
レッドの場合、上げると赤が出てきて、下げると補色関係にあるシアンが出てくるといった理屈です。
この理屈がわかると。
明るい部分は赤、暗い部分はシアンみたいな写真ができます。
ほとんど使わないです。
閑話休題
の前に、トーンカーブで遊んでみた。
まっくろくろすけ。
グレーゾーン。
これ、トーンカーブ変えただけで、元は全部同じ写真。面白い。
一番左端を一番上まで持っていくと、真っ白に。
一番右端を一番下まで持っていくと、真っ黒に。
両端を真ん中にすると、グレーに。
閑話休題終わり。
写真を劇的に変えるトーンカーブ
beforeafter
トーンカーブ適用したかしてないかでこの違いです。
適用したトーンカーブはコチラ。
コントラスト強めつつ、暗い部分をグレーに近づけつつ更に暗く。明るい部分のハイライトを潰しています。
青みをもう少し入れたかったのでチャンネル、ブルーで全体的に青を入れたり。
基本はこの形。これでフィルムライクなトーンカーブの出来上がり。あとは、あらかじめ作っておいた3つのポイントをお好みで調整するだけ。
これだけでもフェードがかかったフィルムっぽい雰囲気が出ます。
自分だとちょっとコントラスト足すほうが好みだったり。
そこは個人個人の好みでいんじゃないでしょうか。
以下、トーンカーブbefore/after
トーンカーブ有る無しでこの違い。どこかエモみが増す気がする。しない?
ちなみに、これらの写真に当てはめているプリセットの原型が、noteにて販売中です。気になった方はどうぞ。
Part.2はコチラ。
https://sanagi-camera.com/lightroom/3113
さいごに
トーンカーブ使えば、もっと現像の幅が広がるという話でした。
劇的に変えると言っても、その人の使い方次第でどうとでもなります。
自分はフィルムライクなトーンカーブを多用してますが、これを改造すればもっと良きものが出来るはずです。
今までトーンカーブを使ってこなかったっていう人も、これを機会にトーンカーブを使ってみてはどうでしょうか。