Adobe Lightroom Classic でのマスクの使い方一覧

おはようからおやすみまで、SHABA(@sanaginagisa555)です。
写真を管理・編集をするソフトの代表的なものの1つに、Adobe Lightroom Classic が存在します。
今回は、その中の機能の「マスク」の使い方について解説していこうと思います。

Adobe Lightroom Classicをまだダウンロードしていないという人は、上の記事を参考にしてダウンロードしてください!

まずはマスクの3つの作り方から紹介していきます。

マスクの作り方

マスクツールはLightroom Classicだと、ヒストグラムと基本補正に挟まれた位置にあります。(赤い矢印のところ)

左から順に、「段階フィルター」「円形フィルター」「補正ブラシ」の3つがあります。
まずは、それぞれの特徴と使い方から紹介していきます。

1.段階フィルター

上から下、左から右などにドラッグ&ドロップすることでマスクを作成します。
広くマスクを作りたい時に重宝します。(空や、海など)

2.円形フィルター

ドラッグ&ドロップで円形状のマスクを作ります。
Shiftキーを押しながらドラッグ&ドロップすることで、正円になります。
デフォルトでは、円の外側にマスクがかかった状態になっています。反転のチェックボックスをクリックすることで、円の内側にマスクがかかります。

3.補正ブラシ

特定の場所にマスクをかけたい時に使います。
マスクの濃度や大きさは調整しつつ。
マスクをかけたいところからはみ出すことがほとんどなのですが、自動マスクにチェックを入れておくとはみ出しが少なくなります。

はみ出しがあまりにも気になるときは消去を使って調整しましょう。

ブラシツールの消去は段階フィルター、円形フィルターでも使えます。
大まかにマスクをかけて、微調整に使いましょう。

マスクを使ってできること

基本補正やトーンカーブは全体に補正がかかるのですが、マスクを使うことで特定の場所のみを調整でき、より細かい補正が出来るようになります。

6月のアップデートで色相の補正が出来るようになって、より幅広い調整が可能になりました。

 

例えばこの写真の空をもう少し色濃く出したいときは。

空全体にざっくりと段階マスクをかけて、調整していきましょう。
選択したマスクのオーバーレイを表示のチェックボックスを外して(Oで表示/非表示切り替えできます)、調整の具合を様子見しながら進めましょう。

今回は、ハイライト-100かすみの除去+60にしています。
納得がいけば完了、もしくはエンターキーを押して終了しましょう。

輝度マスク/カラーマスク

範囲マスクを使うことで、輝度/カラーを基準にしたマスクを作ることができます。

輝度マスクは、選択した特定の明暗を基準にして、自動的にマスクをかけてくれます。

カラーマスクは、選択した特定の色を基準にして、自動的にマスクをかけてくれます。

実際に使ってみましょう。

輝度マスク

今回は、上のハイライト部分だけを調整したいので、輝度マスクを使っていきます。

まずは先ほど同様に、ざっくりと段階マスクをかけます。

次に、輝度マスクを表示を使って、調整したい輝度を確認。スポイトを使って調整したい輝度をクリックします。

最後にきちんとマスクがかかっているかを確認しましょう。
範囲、滑らかさをスライドさせることで、マスクの範囲を調整することができます。

カラーマスク

先ほどの写真。ざっくりと段階フィルターでマスクをかけます。
今回は空だけにマスクをかけたいので、範囲マスクでカラーを選択。
まずは、スポイトのアイコンをクリック。

選択したマスクのオーバーレイを非表示にして、調整したい色の場所でクリック。

選択したマスクのオーバーレイを表示して、きちんとマスクがかかっているか確認しましょう。
これで、空の青だけにマスクがかかって、この部分だけ調整することが出来るようになります。

さいごに

マスクを使えば細かい調整もできて、表現の幅も広がることでしょう。
ぜひ使いこなして、極めてみてください!

誤字脱字、説明不足等あれば教えていただけるとありがたいです。